機材紹介
当院では、より正確な診断と安全で効果的な治療を提供するため、先進の医療機器を積極的に導入しています。中でも、脳腫瘍などの病変に対して高精度な治療を行うことができる定位放射線治療装置「ZAP-X(ザップエックス)」を導入しており、身体への負担を抑えた非侵襲的な治療が可能です。加えて、MRIやCTなどの画像検査機器も備え、病気の早期発見・適切な治療方針の決定に役立てています。
ZAP-X

ZAP-X(ザップエックス)は、脳の疾患に特化した定位放射線治療(SRS)のために開発された、最新鋭の放射線治療装置です。見た目も従来の装置とは大きく異なります。
患者さんが中に入るとシェルと言われる部分と足側のドアを閉めることで、全方向が遮蔽体で囲まれるようになります。この部分がプライマリコリメータでタングステンで出来ています。ターゲットからアイソセンタまでの距離は45㎝。これはホイールコリメータと呼ばれ、回転することで照射野サイズを変更できます。4㎜~25㎜まで8種類のコリメータサイズが使用できます。CT画像から作成するDRRとkVの画像を比較することで位置認識を行っています。補正はカウチにて行います。
ZAP-Xは45度の角度を持つ2つの回転軸があります。まず、こちらがアキシャル軸の回転で、こちらがオブリーク軸の回転です。この両者の組み合わせでノンコプラの照射を実現していて、その照射ポイントの空間的な広がりは2πステラジアン以上となっています。さらに、「MV-imager(透過X線モニター)」という装置を用いて、照射位置にズレがないかを常に確認しています。これにより、安全かつ高精度な放射線治療を実現しています。
患者さんが中に入るとシェルと言われる部分と足側のドアを閉めることで、全方向が遮蔽体で囲まれるようになります。この部分がプライマリコリメータでタングステンで出来ています。ターゲットからアイソセンタまでの距離は45㎝。これはホイールコリメータと呼ばれ、回転することで照射野サイズを変更できます。4㎜~25㎜まで8種類のコリメータサイズが使用できます。CT画像から作成するDRRとkVの画像を比較することで位置認識を行っています。補正はカウチにて行います。
ZAP-Xは45度の角度を持つ2つの回転軸があります。まず、こちらがアキシャル軸の回転で、こちらがオブリーク軸の回転です。この両者の組み合わせでノンコプラの照射を実現していて、その照射ポイントの空間的な広がりは2πステラジアン以上となっています。さらに、「MV-imager(透過X線モニター)」という装置を用いて、照射位置にズレがないかを常に確認しています。これにより、安全かつ高精度な放射線治療を実現しています。
