聴神経腫瘍など脳神経鞘腫の治療例(その3)
当院では、ZAP-Xを用いて様々な病態に対する定位放射線治療を実施しております。以下に、疾患の概要と本治療の適用例を提示いたします。医師または医療機関からのご請求に限り提供させていただきますのでお問合せ下さい。
症例60 80代 女性 動眼神経鞘腫(富細胞性動眼神経鞘腫疑い)
都内の総合病院脳神経外科、定位放射線治療部より 左)動眼神経鞘腫疑いにてセカンドオピニオンを希望にて 診療情報 画像情報を持参し 息子と2人で当院来院。 本年初夏ごろより複視を自覚し 近隣の国立大学付属病院でMR実施し 特記すべき異常なし。1.5カ月後左眼瞼下垂が出現。更に1.5月後 同大学付属病院でMR実施、左動眼神経の走行に沿って腫瘍病変が認められる。紹介の総合病院眼科受診、左動眼神経麻痺が認められ 同院神経内科受診し 腫瘍性病変が認めら脳神経外科受診。画像上は動眼神経鞘腫が疑われるが摘出術は 動眼神経麻痺の憎悪を来すため 定位放射線治療部を勧めらた。同部で治療準備完了し定位放射線治療を実施予定完了。その後 多数の家族等が セカンドオピニオンを求めて当院来院する。セカンドオピンを済ませて帰宅するも 即座に再来。希望に沿ってZAPX定位放射線治療の説明をし 納得を得て 新たにCT,MR画像を取得し 3日3回分割でZAPX定位放射線治療の実施に至る。治療実施の報告を紹介医へ報告し 今後 当院といぜれかの大学脳神経外科と追跡を予定する。
症例64 50代 女性 左聴神経腫瘍
大学付属病院脳神経外科より 診療情報、画像を持参で来院。7年前9月に左聴神経腫瘍について聴力温存を考慮し 開頭手術実施。その後 追跡を継続し 残存腫瘍が徐々に増大を示し 腫瘍の上極の体積増大、脳幹側に嚢胞形成を認め、左顔面の感覚異常も悪化し 当院でのZAPX定位放射線治療を勧められて来院される。診療情報、画像を確認し 診察にて 左聴力障害、左顔面知覚障害を確認し ZAPX定位放射線治療の説明に納得いただき 治療計画作成に要するCT,MR画像を取得し、治療計画を作成し本人の希望に応じ 翌々週に3日3分割で ZAPX定位放射線治療を自宅よりの通院で実施する。治療後 紹介大学脳神経外科に 報告を送付し 経過観察の共有を予定とする。
症例66 50代 女性 右聴神経腫瘍
総合病院脳神経外科より 紹介され診療情報、画像を持参にて 夫婦2人で来院。 10数年前頃 突発難聴にてステロイド内服にて改善する。2020年近医にて 低音難聴を指摘される。2022年4月より 家族の話も聞きずらく 耳鳴りも自覚する。2022年8月、耳鳴り、閉塞感にて 近医脳神経外科にて 右聴神経腫瘍を指摘される。2022年10月、経過観察か手術治療か相談する為 紹介され 著名な脳神経外科医を受診し 聴力がscale outしてから手術をと勧められる。2024年12月耳鼻科にてscale out確認される。 その後も徐々に腫瘍が増大、手術と放射線治療を勧められて紹介に至る。来院後、 診療情報、画像を確認し ZAPX定位放射線治療について説明し 納得を得るも、当日は治療への決断ができず 夫婦で帰宅される。その10日後 再度予約にて1人で来院され 再度 納得を得て 治療計画作成に要するCT,MR画像を取得し、翌数2日2分割でZAPX定位放射線治療を実施に至る。今後は しばらく当院で経過観察し 紹介医と情報を共有とする。
症例73 50代 女性 左聴神経腫瘍術後
大学病院脳神経外科より 本人家族が診療情報、画像を持参し当院での定位放射線治療を希望されて来院する。7年前3月 同院で左聴神経腫瘍摘出術を施行。 術後は水頭症の改善がみられ、顔面神経麻痺の程度も徐々に改善。今回内耳道底部に認めていた残存腫瘍が徐々に増大し、内耳孔入口部まで達する。治療の必要性を説明し 再手術と当院での定位放射線治療を説明され 家族本人が希望し来院する。治療法に付き改めて充分説明を尽くし 納得を得て ZAPX定位放射線治療を実施に要するCT,MR画像を取得し、治療計画を作成し 翌々日より 3日3回分割で自宅よりの家族2人で通院で ZAPX定位放射線治療を実施に至る。 治療実施後 紹介の大学脳神経外科に治療に要した資料、画像を添付し報告し 今後は当院と情報を共有の方針
症例81 50代 男性 大きな右三叉神経鞘腫術後、右動眼神経周辺の残存腫瘍
大学病院脳神経外科より診療情報、画像を持参し 1人で来院される。約3年前 紹介の脳神経外科にて開頭腫瘍摘出手術実施し 腫瘍は右動眼神経周辺は 被膜を残した状態で摘出し 動眼神経機能は残存しており 経過観察継続。今回 1年前より比較して残存被膜周辺に再発腫瘍が確認されて 腫瘍制御の目的にて ZAPX定位放射線治療を検討を求めての来院。本人が放射線治療による動眼神経機能不全の可能性を非常に心配されてるとの事。来院後 診察にて 現在の症候は 右三叉神経鞘腫摘出後右顔面知覚障害、右動眼神経周囲腫瘍の摘出後の右動眼神経麻痺(複視)、 ZAPX定位放射線治療の説明を実施し 納得を得て 治療計画作成に要するCT,MR画像を取得し 治療計画を作成し その後 2日2分割でZAPX定位放射線治療を実施する。治療後は紹介脳神経外科に治療実施の報告資料、画像を添付して報告送付し 今後の追跡状況を共有の方針とする。
