聴神経腫瘍など脳神経鞘腫の治療例(その2)
当院では、ZAP-Xを用いて様々な病態に対する定位放射線治療を実施しております。以下に、疾患の概要と本治療の適用例を提示いたします。医師または医療機関からのご請求に限り提供させていただきますのでお問合せ下さい。
症例29 50代 男性 右聴神経腫瘍 内耳道内の術後残存部
大学病院脳神経外科より ZAPX定位放射線治療への紹介にて初診。約8年前に左聴神経腫瘍摘出手術を実施、左内耳道内の腫瘍は約半分くらい摘出。現在 左は有効聴力なし。両外耳道に骨腫あるも これは 現在手術の希望なし。約8年間の追跡にて内耳道内の術後残存部腫瘍が 少しずつゆっくり増大傾向がみられ 段差歩行時ややふらつく事あり。今後の再発増大を顧慮し紹介に至る。持参の画像で左内耳道内残存腫瘍を確認し 希望するZAPX定位放射線治療実施に付き 説明し納得を頂き 治療用のCT,MR画像を取得し ZAPX治療計画を作成し 次週1日1回照射にてZAPX定位放射線治療実施する。今後は当院と紹介大学と共に 追跡を予定とする。
症例32 50代 男性 未治療の聴神経腫瘍
不動性眩暈を訴えて近医脳神経外科クリニックを受診。以前より日常生活に支障をきたさない程度の左耳難聴を自覚し 最近右聴力低下も自覚する。近医耳鼻咽喉科よりの聴力検査にて左右共に高音領域がやや低下。今後の治療方針に付き 家族との相談の上 当院でのセカンドオピニオンを希望にて 紹介状、画像を持参にて当院来院する。治療法について 手術治療、ZAPX定位放射線治療のそれぞれの違いを説明し 再度 家族と相談するとの希望にて帰宅する。3週間後 ZAPX定位放射線治療を求めて再診す。再度治療法に付き説明し 納得を得てCT,MR画像を取得し、ZAPX定位放射線治療治療計画を作成し 木、金、月の3日3分割にて 自宅よりの通院にて ZAPX定位放射線治療の実施となる。最終の3日目に歩行時に眩暈、ふらつきを強く訴えるため 今後当院にて追跡予定とし 紹介医と画像を含めて情報共用の予定にする。
症例45 60代 男性 異形顔面神経鞘腫(富細胞性神経鞘腫)左慢性乳突蜂巣炎
症例46 50代 女性 左聴神経腫瘍術後
大学病院脳神経外科より紹介状、画像を持参し 当院初診。 前医にて 約3年前に左聴神経鞘腫摘出手術を実施。 腫瘍は非常に血管豊富で易出血性の腫瘍だが 幸い腫瘍は被膜を残す形で腫瘍摘出する。 その後 外来診察、画像追跡を実施するも 今年になり急速に腫瘍の増大を認め当院でのZAPX定位放射線治療が望ましいとの判断にて 紹介状、画像を持参し当院来院する。紹介状、画像を確認し ZAPX定位放射線治療の適応と判断し 治療に用いるCT,MR画像を取得し ZAPX定位放射線治療計画を作成し 自宅よりの通院にて3日3回分割にて ZAPX定位放射線治療の実施に至る。治療後 顔面神経神経麻痺が生じ 2週間の内服にて改善を示した。今後 紹介の大学病院と連携して追跡情報共有とする。
