治療実績 追跡報告 (症例54.73.96)
当院では、ZAP-Xを用いて様々な病態に対する定位放射線治療を実施しております。以下に、疾患の概要と本治療の適用例を提示いたします。医師または医療機関からのご請求に限り提供させていただきますのでお問合せ下さい。
症例54 60代 女性 右眼窩内 視神経鞘髄膜腫
脳神経外科クリニックより診療情報 画像持参し 4か月前に来院。 現在までに 右海綿静脈洞髄膜腫、松果体部髄膜腫に手術加療実施され追跡診察、MR画像追跡にて 右眼窩内に腫瘍性病変を疑うとのこと。現在までのMR画像、経歴を関係施設に確すると 15年前右前床突起部髄膜腫について 公立大学病院脳神経外科で開頭手術実施し 術後視力 視野悪化なし。右錐体斜台部髄膜腫についてCyberknife施設で定位放射線治療を実施、13年前に松果体腫瘍に再度Cyberknife治療実施。約9年前より視野異常訴え 眼科診察で異常なし。7年前 右前床突起部髄膜腫、松果体部髄膜腫は増大なく 錐体斜台部髄膜腫はわずかに縮小し 右眼窩内視神経病変も認めるが その後 もいずれの病変の著変は認めず この数か月で右視力0.6から0.2低下し 明るさも暗くなっている日内変動や月内変動があり 症状としては間欠性あり安定しないとのこと。眼科施設の情報では 3年前に比して2年前にやや視野障害の進行がみられ 昨年末には視力0.7から0.2まで低下し 白内障の進行も認め 本年水晶体再建術を実施。 現在0.5とやや改善。本人の訴えは少し明るく感じるようになるが 視力は余り回復を自覚できなく 日常生活にてかなり支障がみられるとのこと。その2か月後に再来し 治療の説明に納得を得て CT,MR画像を取得し ZAPX定位放射線治療計画を作成しZ APX定位放射線治療を2日2分割で実施する。治療後は当院で 2か月後に診察 MR画像追跡を実施し 紹介の脳神経外科クリニック、眼科医と共に診察 追跡を共用とする。
症例73 50代 女性 左聴神経腫瘍術後
大学病院脳神経外科より 本人家族が診療情報、画像を持参し当院での定位放射線治療を希望されて来院する。7年前3月 同院で左聴神経腫瘍摘出術を施行。 術後は水頭症の改善がみられ、顔面神経麻痺の程度も徐々に改善。今回内耳道底部に認めていた残存腫瘍が徐々に増大し、内耳孔入口部まで達する。治療の必要性を説明し 再手術と当院での定位放射線治療を説明され 家族本人が希望し来院する。治療法に付き改めて充分説明を尽くし 納得を得て ZAPX定位放射線治療を実施に要するCT,MR画像を取得し、治療計画を作成し 翌々日より 3日3回分割で自宅よりの家族2人で通院で ZAPX定位放射線治療を実施に至る。 治療実施後 紹介の大学脳神経外科に治療に要した資料、画像を添付し報告し 今後は当院と情報を共有の方針
症例96 30代 女性 転移性脳腫瘍 乳がん
乳がんの治療を3~4年半年前より 近隣の医療機関、総合病院、大学病院乳腺外科で治療継続中。 昨年末に 左顔面麻痺、聴覚過敏を自覚し 近隣の脳神経外科クリニックを受診。乳がん対する化学療法による免疫低下によりBell麻痺と判断し、ステロイド内服開始するも顔面麻痺の回復みられず 2か月後には失調症状、左眼の奥の疼痛、複視を自覚され 経過観察のMR画像にて左錐体部、海綿静脈洞部に頭蓋底転移性腫瘍と右小脳転移が疑われ、当院へ紹介されて、診療情報、画像を持参し夫婦で来院される。持参の資料、MR画像確認し ZAPX定位放射線治療の適応と確認し、治療計画作成に要するCT,MR画像を取得し、治療計画を作成し 翌日より、腫瘍を3部位に分けて4日間 自宅より夫と2人の通院でZAPX定位放射線治療を実施する。治療後は紹介の脳神経外科クリニックへ報告し 今後 乳腺外科医とも経過観察情報を共有とする。
