治療実績 追跡報告 (症例33,38,54)
当院では、ZAP-Xを用いて様々な病態に対する定位放射線治療を実施しております。以下に、疾患の概要と本治療の適用例を提示いたします。医師または医療機関からのご請求に限り提供させていただきますのでお問合せ下さい。
症例33 50代女性 頭蓋咽頭腫(治療後再発) 下垂体機能低下症
約9年前より手術治療実施にて経過観察の脳神経外科より紹介状、画像資料持参にてご家族と当院初診する。約13年前、海外在住にて同地で経鼻腫瘍摘出術実施。約11年前、帰国した地元の総合病院脳神経外科にて再度経鼻腫瘍摘出術実施。約9年前、紹介の脳神経外科にて再度同院にて経鼻腫瘍摘出術実施。その後、残存腫瘍につきCyberknife定位放射線治療を実施。その後、8年間は再発なく経過観察。昨年より腫瘍増大傾向示し、本年に入り左視野欠損症候あり、当院への紹介に至る。持参MR画像を確認し、治療の説明し納得を得て同日CT、MR画像を取得しZAPX定位放射線治療の計画を作成し水、木、金、月、火の5日5分割にて自宅より通院でZAPX定位放射線治療を実施。今後、当院にて経過観察実施し紹介医と情報共有とする。
症例38 40才代 女性 左錐体斜台部髄膜腫再発、左海綿静脈洞部髄膜腫再発
大学病院脳神経外科より紹介されて夫婦2人で来院。 約2年10か月前 自宅近くの大学病院脳神経外科にて開頭摘出術を実施も その後すぐ再発し 6か月後 紹介の大学病院脳神経外科にて再度摘出手術。更に その4か月後 再増大にてガンマナイフ実施。その後 再増大の頚静脈孔部腫瘍に対してノバリス治療時実施。その後 約6か月後に再増大、急速増大、顔面の感覚異常、嗄声、嚥下障害が強くなる症候もあり ZAPX定位放射線治療を勧められて紹介初診となる。紹介資料を確認し 治療法を説明し 納得を得て 治療実施用のCT,MR画像を取得し ZAPX定位放射線治療計画を作成し 腫瘍を4部位に分けて 2部位は1日1回照射、2部位は3日3分割にて 6日通院にてZAPX定位放射線治療を実施し 紹介大学病院脳神経外科と追跡情報を共有とする。 治療後 追加で大学へ腫瘍の病理診断を確認にて 腫瘍細胞が増殖しようとする能力を見る時に指標になるMIB-1(5ー10%)にて再発リスクが高いことが了解される。
症例54 60代 女性 右眼窩内 視神経鞘髄膜腫
脳神経外科クリニックより診療情報 画像持参し 4か月前に来院。 現在までに 右海綿静脈洞髄膜腫、松果体部髄膜腫に手術加療実施され追跡診察、MR画像追跡にて 右眼窩内に腫瘍性病変を疑うとのこと。現在までのMR画像、経歴を関係施設に確すると 15年前右前床突起部髄膜腫について 公立大学病院脳神経外科で開頭手術実施し 術後視力 視野悪化なし。右錐体斜台部髄膜腫についてCyberknife施設で定位放射線治療を実施、13年前に松果体腫瘍に再度Cyberknife治療実施。約9年前より視野異常訴え 眼科診察で異常なし。7年前 右前床突起部髄膜腫、松果体部髄膜腫は増大なく 錐体斜台部髄膜腫はわずかに縮小し 右眼窩内視神経病変も認めるが その後 もいずれの病変の著変は認めず この数か月で右視力0.6から0.2低下し 明るさも暗くなっている日内変動や月内変動があり 症状としては間欠性あり安定しないとのこと。眼科施設の情報では 3年前に比して2年前にやや視野障害の進行がみられ 昨年末には視力0.7から0.2まで低下し 白内障の進行も認め 本年水晶体再建術を実施。 現在0.5とやや改善。本人の訴えは少し明るく感じるようになるが 視力は余り回復を自覚できなく 日常生活にてかなり支障がみられるとのこと。その2か月後に再来し 治療の説明に納得を得て CT,MR画像を取得し ZAPX定位放射線治療計画を作成しZ APX定位放射線治療を2日2分割で実施する。治療後は当院で 2か月後に診察 MR画像追跡を実施し 紹介の脳神経外科クリニック、眼科医と共に診察 追跡を共用とする。
