神谷町脳神経外科クリニック

03-6809-2802

治療実績 症例51~症例54

当院では、ZAP-Xを用いて様々な病態に対する定位放射線治療を実施しております。以下に、疾患の概要と本治療の適用例を提示いたします。医師または医療機関からのご請求に限り提供させていただきますのでお問合せ下さい。

症例51 60代 男性 蝶形骨洞悪性腫瘍

 国立大学病院耳鼻咽喉科よりセカンドオピニオン目的で 某脳神経外科クリニックを受診し そのクリニックより定位放射線治療を勧めれれて 当院初診となる。提供情報によると 約1~2か月前 左目奥の痛みと前頭部~頭頂部にかけて痛み自覚し 近医脳神経外科受診 MRIで蝶形骨洞腫瘍を指摘され、近医耳鼻咽喉科受診し 両嗅列部の腫脹を指摘され 精査加療目的に同大学耳鼻咽喉科を受診。生検によるリスクを踏まえ画像検査後生検の方針。悪性の疑い強くPETCT検査を実施済とのこと。持参のPETCT画像を確認し 当院の親しい耳鼻咽喉科医へ 診察、無理のない生検を依頼し ZAPX定位放射線治療実施の方針とした。 即日 ZAPX定位放射線治療用のCT,MR画像を取得し 腫瘍の3部位に分けて ZPX定位放射線治療計画を作成し 自宅よりの通院で 耳鼻科医の診察と共に2日後から 5日間で3カ所の腫瘍について ZAPX定位放射線治療実施とした。 今後 当院と依頼した耳鼻科医と共同し追跡を予定とした。

 
 
 

症例52 60代 男性 転移性脳腫瘍 耳下腺腺様のう胞癌

 公立総合病院放射線治療科よりの画像、診療情報にて来院。 昨年の夏 当院でZAPX定位放射線治療を7カ所の転移性脳腫瘍に実施済。本年春、多発脳転移再発に付き 全脳照射を実施済。ほどなく局所再発病変がみられ 本人が 再度ZAPX定位放射線治療を希望とのことで 再度 来院に至る。診療情報、画像を確認し 本人の病状、多発病変に付き 治療日数がやや多いことを考慮し 今回は当院の近医大学付属病院脳神経外科への入院し 病院から通院での当院のZAPX定位放射線治療を実施予定とした。即日 CT,MR画像を取得し 翌週から5日間でZAPX定位放射線治療を実施とした。
今後が当院と 入院した大学病院脳神経外科、紹介元の公立病院放射線科と共同で追跡を予定した。
 

 

 

症例53 70代 男性 転移性脳腫瘍 顎下腺癌

 大学病院耳鼻咽喉・頭頚部外科より診療情報、画像を持参にて定位放射線治療のため本人1人で元気に来院。顎下腺癌、頸部転移、多発肺転移に対して現在 緩和薬物療法中で MR画像にて脳幹部を含めた多発転移性脳腫瘍を認め 今回の受診となる。昨年夏 CTで肺に多発結節に指摘され 呼吸器内科紹介され CTで右顎下部腫瘤指摘され 耳鼻科受診し MRにて顎下腺腫瘍を疑い 細胞診では判定不能、顎下腺生検にて顎下腺腫瘍疑い、PETCTで右顎下部悪性腫瘍 右鎖骨上、右頸部、両側肺門リンパ節転移。 以上 紹介情報、画像を確認し 即日 ZAPX定位放射線治を実施ためのCT,MR画像を取得し ZAPX治療計画を作成し 翌週火、水、木、金曜日4日にて 10カ所の多発転移性脳腫瘍のZAPX定位放射線治療を実施に至る。治療後は 大学病院耳鼻咽喉・頭頚部外科に報告を送付し 次回当院で約1か月後に診察、MR画像追跡を予定し 前医耳鼻咽喉・頭頚部外科と情報を共有する方針。

         

 

症例54 60代 女性 右眼窩内 視神経鞘髄膜腫  

 脳神経外科クリニックより診療情報 画像持参し 4か月前に来院。 現在までに 右海綿静脈洞髄膜腫、松果体部髄膜腫に手術加療実施され追跡診察、MR画像追跡にて 右眼窩内に腫瘍性病変を疑うとのこと。現在までのMR画像、経歴を関係施設に確すると 15年前右前床突起部髄膜腫について 公立大学病院脳神経外科で開頭手術実施し 術後視力 視野悪化なし。右錐体斜台部髄膜腫についてCyberknife施設で定位放射線治療を実施、13年前に松果体腫瘍に再度Cyberknife治療実施。約9年前より視野異常訴え 眼科診察で異常なし。7年前 右前床突起部髄膜腫、松果体部髄膜腫は増大なく 錐体斜台部髄膜腫はわずかに縮小し 右眼窩内視神経病変も認めるが その後 もいずれの病変の著変は認めず この数か月で右視力0.6から0.2低下し 明るさも暗くなっている日内変動や月内変動があり 症状としては間欠性あり安定しないとのこと。眼科施設の情報では 3年前に比して2年前にやや視野障害の進行がみられ 昨年末には視力0.7から0.2まで低下し 白内障の進行も認め 本年水晶体再建術を実施。 現在0.5とやや改善。本人の訴えは少し明るく感じるようになるが 視力は余り回復を自覚できなく 日常生活にてかなり支障がみられるとのこと。その2か月後に再来し 治療の説明に納得を得て CT,MR画像を取得し ZAPX定位放射線治療計画を作成しZ APX定位放射線治療を2日2分割で実施する。治療後は当院で 2か月後に診察 MR画像追跡を実施し 紹介の脳神経外科クリニック、眼科医と共に診察 追跡を共用とする。

 

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